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25時、赤坂で 3 キャストインタビュー<前編>

キャストインタビュー
12 /05 2022
25時、赤坂で 3 キャストインタビュー <前編>

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【原作】
夏野寛子 (祥伝社 on BLUE comics)

【価格】
4,180円(税込)※特典ドラマCD付き!

【出演】
白崎由岐(受):斉藤壮馬
羽山麻水(攻):佐藤拓也
三原望:福山潤
山瀬一真:古川慎
佐久間はじめ:小松昌平
篠田:中村源太
明野:相川奈都姫
原田:岡本幸輔
若手役者:白石兼斗
有紗:社本悠
有紗の母:大井麻利衣

~~特典情報はコチラ~~



🎬白崎役・斉藤壮馬さん&羽山役・佐藤拓也さん&山瀬役・古川慎さん&佐久間役・小松昌平さん<前編>

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■収録のご感想をお願いいたします。
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斉藤壮馬さん
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今回も変わらず素敵な原作だったので、そのニュアンスを盛りすぎることなく、損なうことなく表現出来るように努めました。今回は4人で収録出来たので、テンポ感などもより生っぽく表現出来たのではないかなと思います。楽しかったです!

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佐藤拓也さん
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佐藤さん:なんとなくこの作品は暑い時期の収録が多いなと思っていて。

斉藤さん:確かに!

佐藤さん:今回3回目ということで、あぁこの時期が来たか~!と思えるくらい、またやらせていただけるのがすごく幸せなことだなと思います。なんと言っても、先生のお描きになる世界はすごく繊細で美しいので、そこにお芝居を乗せるとなると気合いが入るし、「ちゃんと作品の中で生きよう」という気持ちになります。今回4人で一緒に収録出来てすごく良かったです!

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古川慎さん
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2巻からの登場だった山瀬くんですが、今回は前作とは少し柔らかさが変わったのかなと思いながらやらせていただきました。由岐くんという存在を2巻の時よりもしっかり認められているように台詞回しや表情から伝わってきたので、そういったところを汲みつつ演じさせていただきました。
劇中劇での舞台のシーンは、特に楽しくやらせていただきました。舞台の中で由岐くんに助けてもらうシーンがあるんですけど、そういうところで由岐くんの役者としての成長も感じられる要素があって、僕は役者としてそういったシーンがあるところも大好きで。山瀬はメインの2人とは違う軸としてこの物語の中に存在していると思ってるんですけど、それはそれで違う方向から物語を支えられているんだなと実感出来る、すごく楽しい収録でした。

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小松昌平さん
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小松さん:お三方(白崎・羽山・山瀬)はこれまで変化が色々あったんですけど、佐久間に関してはずっと変わらないというか。自然体でそこにいるのが佐久間だと思っていて「この人がいるとなんとなく皆の空気が明るくなるよね」「この人がいてくれるといいよね」みたいな人であり続けるというところが、佐久間のいいところなのかなと思っているので、そこを意識して演じさせていただきました。
このキャスト4人の中だと僕が一番後輩になるんですけど、佐久間は4人の中だと一番先輩なので、今回皆さんと一緒に収録出来ると聞いて、僕の後輩感が芝居に出ちゃいけないなというのが一番ありました(笑)

一同:はっはっはっはっ!!(爆笑)

小松さん:でも、今回4人で一緒に録れたことですごく自然な会話になって、楽しく収録することが出来ました!



■ご自身が演じられたキャラクターのご感想をお願いいたします。
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斉藤壮馬さん
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今回由岐くんは舞台に挑戦して、役者としてひとつの課題に直面するんですけど、自分も声優という立場でお芝居をしているのでわかる部分も沢山あって、かなり苦しいなと感じました。演出家の原田さんが「ブレスでごまかそうとしない」とかシビアだけど大切なことを言ってくれるんですよね。あと、由岐くんは素直に言っちゃうタイプなので、本番前日に原田さんから「一体何考えて芝居してるんだ?」って言われて、「うまくやろうって」って言っちゃって(笑)ここ、リアルで想像すると本当に心臓がぎゅってなってしまうというか。でも、僕もまわりの皆さんが素晴らしいのに自分だけ出来ないっていう経験を何度もしたことがあったので、そこを由岐くんも乗り越える必要があるなと思いました。その乗り越えていく中で、もしかしたら失言だったのかもしれないって思っていた自分の過去の発言が、実は誰かにとって救いになってたんだっていうことを経験して、由岐くんが初めて「人の心ってこういうことなのかもしれない」という気付きを得られたことはすごく大きな一歩なんじゃないかなと。3巻は、これから先の彼がすごく気になるような内容だったなと思います。

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佐藤拓也さん
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佐藤さん:麻水は前々からやきもち焼きではあったし、独占欲の強い人だなとは思っていたんですけど、今回の彼は、自分の傾ける白崎くんへの愛情というものを自分の思ったようにぶつけるのではなく、白崎くんを尊重出来るようになったので、成長を感じました。かと思えば、白崎くんが「じゃあセックスしよ!」とか言ってくるからスイッチ入れられちゃって「じゃあセックスしようよ」ってなるし(笑)そこの切り替わりというか、待てと良しが出来る感じが可愛らしいなと(笑)
今回改めて1巻2巻を読み返してから3巻を読んだんですけど、麻水は「顔が良い」ってすごく言われていて、それがまだ心のどこかにあったんですけど、今回白崎くんが芝居してるのを横で見ていて、やっぱり麻水も自分の仕事がすごく好きなんだろうなと感じられたのがすごくよかったなーと思いました。
あと、「山瀬くんって俺のこと好きとか言ってなかったっけ。嫌われてるのかな」っていう台詞が、お前意外と意識してんだな!と思いました(笑)

一同:あははは!!!!(笑)

斉藤さん:麻水さん、その手のこと結構言いますよね(笑)

佐藤さん:なんかそこがちょっと面白かったです(笑)

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古川慎さん
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古川さん:僕、山瀬のこの立ち位置が大好きです(笑)

一同:あははははは!(笑)

古川さん:いい感じに引っ掻き回したあとに察してスッ……ってなる感じの山瀬の立ち位置が大好きでございまして。かといって邪魔をするわけでもないんですよ。あくまで「あぁ、この2人ってそういうことね!オッケーオッケー!!」みたいな感じで察して、2人にさせてあげるような余裕があるところが今回は味わえます。山瀬のそういうところが僕は好きだなぁと思ったし、こういう大人でありたいなとも思いました。でも、山瀬って僕より年下なんですよね。過去に戻れたら自分に「25時、赤坂で」を読ませたいと思います(笑)

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小松昌平さん
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小松さん:羽山って結構デリケートなところがあるんだなということが分かるエピソードが今回あったんですけど、逆に佐久間って意外と無神経なところがあるんだなって思いました。舞台始まる前に「死んじゃうんだけど」ってネタバレしちゃってるんですよね(笑)

一同:あははははは!!(笑)

佐藤さん:それな!(笑)

小松さん:僕は結構気ぃ遣いなので、こんなことをするのはありえないなって(笑)山瀬から言われてたけど、差し入れにゼリーを気軽に持って行っちゃうところとかも(笑)でも、佐久間は業界にそれなりに長くいて、そういう自然な振る舞いが愛されているところでもあると思うので、自分もそんな風に振る舞ってみたいなと憧れるところでもあります。



■お気に入りの台詞や印象に残ったシーン、聴きどころを教えてください。
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斉藤壮馬さん
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斉藤さん:麻水さんの「あの時の俺にとっては必要な言葉だったから。取り上げられたら困る」ですね。もし、自分も誰かに言われたことをそう思えたらいいし、自分が言ったことが誰かにとって、救いになったり、そう思ってもらえるような言葉として響いてくれたらいいなってすごく思います。
あと、「俺のために、いい芝居がしたい」っていう台詞なんですけど、由岐くんがそう思えたのは本当にすごくいいことだし、それが多分役者として本当の第一歩かなという気がしているので、ここから彼がどうなっていくのか見てみたいなって思いました。
(コミックスをめくりながら)あと……あれも言いたい……ここ!バーで由岐くんと麻水さんが言い合うシーン!!今回一番麻水さんが可愛いなと思ったところです。より彼の人間っぽい部分が見えてきたので、そこが好きだったな~。由岐くんが「うるさいな」って言ったあとの麻水さんの「はぁ?」って顔がめっちゃ好きで。麻水さんでも普通に「はぁ?」って言うんだ、みたいな(笑)

一同:(笑)

斉藤さん:台詞としてもすごく好きだったので、是非原作と併せて聴いてほしいです。

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佐藤拓也さん
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佐藤さん:「舞台の仕事一回ダメだったくらいで、白崎くんの何かが損なわれることはないよ」という台詞ですね。頑張っていることに対してただ励ますのではなく、あなたはそのままでいいんだよって存在を肯定されることって、悩んでる側にとってはものすごく勇気が出るし、許される気持ちになるんじゃないかなって思います。今回僕はこれを言う側ではあるんですけども、殊更に良い台詞として言うのではなく、僕は本当にこう思ってるんだよ、ってスッと言える麻水が素敵だなって思いました。
あと、本番前に原田さんに「彼のセリフ、代わりに読んで」って指名された若手役者の子いるじゃないですか。彼が本番直前に白崎くんに対して言った「今日は代わらなくて大丈夫ですか?」っていう台詞(笑)

一同:はははは!!!!(爆笑)

斉藤さん:なかなかの……(笑)

佐藤さん:そう。若さよ!って思うし、でも彼にとったらめちゃくちゃチャンスなんですよね。こんな大きな作品で、もしかしたら自分がその役に成り代われるかもしれないと思うと。なんとも無防備で、かつ青い台詞なんですけど、ここに名も知らぬ若い俳優の人生があるような気がして、何の悪気もないこの台詞が好きなんですよね。「わー!この人も生きてるんだ!」って思いました。

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古川慎さん
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古川さん:斉藤くんも言ってたんですけど、舞台シーンでの「俺のために、いい芝居がしたい」の一連の流れがすごく好きです。脚本のある舞台ってお話としてはつつがなく進んでいくんですけども、そこでちょっとしたハプニングであったり、いつもとは違うことが起きたりする。その時に、リカバリーするだけの技術量や許容の多さもものすごく大事だと思うし、そこで気付けるものがあるっていうことが大切だと思うんですよね。僕も同じような経験をいつもさせていただいているなって改めて感じました。隣の人の芝居を聞いて、こういう方向の芝居をするんだって気付いて、そこから学べるものも多いので。山瀬みたいに椅子から転げ落ちそうになるという経験はないんですけど(笑)僕も色々な芝居がしたいなって純粋に思わせてくれた良いシーンですね。
あと、由岐くんが「セックスしよ」って言って、数ページめくったら羽山が「じゃあ、セックスしようよ」っていう台詞(笑)

一同:ははは!(笑)

古川さん:お互いを求め合う時に、こんなにちゃんとその単語を言い合うのってなかなかないよな~って、すごく印象的でした(笑)

一同:はははは!!(笑)

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小松昌平さん
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小松さん:皆さんと被っちゃうんですけど、やっぱり役者としては、舞台のシーンは色々と自分に重ねて見ちゃうところもあるので、すごく良いなと思いました。僕、声優やる前は舞台に毎日立っているような人間だったのでその頃を思い出したんですけど、ここまでのことを思いながら立てていたかなって刺さる部分がありました。もう原田さんの言葉もいちいち刺さって……!どういう取材をして、あの原田さんが出来上がったのか気になりました(笑)

斉藤さん:確かにねー。

小松さん:「今日のは人が喋ってるって感じがした」っていう原田さんの台詞も、昔、自分も同じようなことを言われたので驚きました。台詞を喋ろうって意識すると、いつの間にか人が喋ってないみたいになってしまうんですよね。実際に皆さんも共感してましたし、ここまで役者の気持ちをリアルに描けるのがすごいなと思いました。




🎬三原役・福山潤さん <前編>

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■収録のご感想をお願いいたします。

原作を1巻から読ませていただいて、由岐と麻水の完成された関係の中に三原がどういう風に関わっていくのかなと思っていたのですが、1巻で由岐が相談しに行ったバーに実は三原いたのね!と(笑)三原の人をいじりたおす性格が嫌いじゃないなと思っているので、演じていて楽しかったです。三原がどれだけいじっても2人の関係性は揺るぎないものなので、みなさんに楽しんで聴いていただけたら幸いだなぁと思いつつやらせていただきました。



■ご自身が演じられたキャラクターのご感想をお願いいたします。

お芝居でふざけようと思えばふざけることも出来るタイプのキャラクターだと思うんですよね。でも、ふざけすぎるとこの作品のテイストを崩しかねないので、先に収録された方々の音声を聞かせていただいて、空気感がわかったうえで臨めたのでよかったです。一緒に録っていたら、テストは多分遊んでたと思います(笑)
演じていて大変面白みがあるキャラクターで、ちょっと演じ方を間違えると変な誤解を与えてしまう繊細さもあるので、そこは注意しながら演じました。



■お気に入りの台詞や印象に残ったシーン、聴きどころを教えてください。

三原が由岐に対して言った「大丈夫だよ、許さないからね」という台詞です。相反する言葉を繋げてわけわからなくするっていう(笑)三原がいるようなバーでのカウンター越しって、確かにこういうおもしろい会話するよなと思い、リアルさを感じました。三原の言動は額面通りではないことが多々あるので、由岐にとっては大変新鮮かつ、稀有に映ったのではないかなと思います。
三原がちょっと物憂げに「元恋人だってのに、デリカシーないよね、あいつ」って言うシーンも好きですね。大嘘なのに、何の惜しげもなく本気で言えるあたりが素敵だなと思いました(笑)このシーンで思い出したことがあるんですけど、中学生の頃、友人の家で遊んでいる時に友人の彼女から電話がかかってきて、そのタイミングでお風呂場から「ねぇ、シャワー浴びる―?」ってわざと言ったら、友人から「ふざけるな」とガチで怒られたことがありました。はははははは(笑)そういうことをするのが僕も楽しくて好きです(笑)



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「25時、赤坂で 3」キャストインタビューの<前編>を公開いたしました📽️
<後編>では、下記の2つの項目を掲載いたします。
更新をお待ちいただけますと幸いです!

【後編のインタビュー内容】
・今回麻水の家は季節問わずあったかい飲み物が出てくることが判明しましたが、ご自宅にいつでも置いている飲食物はありますか。
・発売を楽しみにお待ちいただいている皆様へメッセージ。




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